いちごの本来の旬は春から初夏ですが、増え続けるクリスマスケーキ用の需要に応えるため、品種改良やハウス栽培の普及により寒い時期の収穫が可能になり、今は冬から春先にかけても旬となりました。
愛知県のいちご栽培は明治時代に始まり、令和3年度の作付面積は全国6位、収穫量は全国4位、産出額は全国6位(※1)の実績があります。愛西市や三河エリアが主な産地で、知多半島の場合はいちご狩りの出来る観光農園が主流となります。
日本のいちごの品種は300種ほどで、愛知県のオリジナル品種は平成17年に『ゆめのか』が誕生し、2022年にこの『愛きらり』が誕生しました。
県内11産地で試験栽培が行われ、知多半島では常滑市にある「JAファームちた」がいち早くスタート。苗生産センターの機能を発揮して栽培に取り組んできました。11月8日に初出荷を終えた生産担当の鈴木さんは「新種の栽培は難しくまだまだ栽培方法も確立していませんが、『愛きらり』はこれまでにない旨味と瑞々しさを兼ね備えており将来が楽しみ。日本を代表する品種になってほしいですね」。県内のユニー、イオン、ヤマナカの一部店舗で販売開始しています。
※1出典:令和3年産野菜生産出荷統計統計、令和3年生産農業所得統計

「愛きらり」のキャッチフレーズは「甘さ きらめく 愛知のいちご」。
果実が大きく、艶やかな濃い赤色、しっかりとした甘みが特徴です。
JAあいち知多のグループ会社。農作物の品種統一・計画生産販売に向けて苗生産に特化。
生産誘導と優良な産地形成の実現を目指す施設です。
住所:常滑市樽水蓮ヶ池89-4
TEL:0569-35-0711
ホームページ:http://www.farmchita.co.jp/
ココジモコラボ 商品開発室便り
食べ比べで好みのいちごに出会える!?

花や野菜の良い苗を量産して地域の農業を安定的に下支えするのが苗生産センター。あまり知られていないですがこちらでは生産品をお値打ちに買うことが出来ます。直売はいちご(1月中旬~5月頃)、花苗や野菜苗など。気軽に立ち寄ってみてください。
