【知多半島魅力紹介】 貴重なレトロ洋館
「旧中埜家住宅」探訪と紅茶のひととき

明治のモダンが息づくひととき
紅茶の淹れ方ミニ講座もあります

知多半田駅に程近い通りに佇む「旧中埜家住宅」は、明治期の雰囲気を今に伝える洋風建築です。醸造業や海運業で栄えた当時の繁栄を背景に建てられ、洋風文化への憧れが感じられる貴重な邸宅です。

この秋、その洋館を会場に「明治モダン洋館茶会」が初めて開催されます。明治時代に広まりはじめた紅茶文化を感じながら、香り高い紅茶と洋菓子で、ゆったりとしたひとときを楽しめる催しです。

当日は、博物館職員による館内ツアーや建物の歴史を紹介するパネル展示も予定されています。お茶会では、日本紅茶協会認定ティーインストラクターによる紅茶の淹れ方ミニ講座もあり、また、紅茶やオリジナルグッズが並ぶミニマルシェも楽しめます。

主催する半田市立博物館の関館長は「紅茶の香りに包まれて、建物が語る物語を感じてもらえたらうれしいです」と話しています。

明治の洋館で、ちょっと特別な優雅な時間を過ごしてみませんか。

 

重要文化財旧中埜家住宅1階食堂

 

旧中埜家住宅客室 古典様式で飾られた南面張出し窓

ハーフティンバースタイルを取り入れた明治後期の洋風建築として高く評価され、国の重要文化財に指定されました

旧中埜家住宅とは

旧中埜家住宅は、中埜半六家第10代目の半六が、欧州留学中に見た住宅の美しさに心惹かれ、それらを模して明治44年(1911)に建てた別荘です。設計は東海地方を中心に活躍した鈴木禎次。明治後期の洋風建築として保存状態が良く、昭和51年(1976)に国の重要文化財に指定されました。老朽化が進んだため、平成25年(2013)から平成28年(2016)にかけて保存修理が行われました。
 

昭和19年(1944)ごろの旧中埜家住宅。のどかな雰囲気がありました

 

プログラム

紅茶のおもてなしは日本紅茶協会認定・ティーインストラクター楠川さん、藤井さんによる本格的なもの

1.建物ガイドツアー
博物館職員が館内をご案内し、建築意匠や歴史の背景を紹介します。

2.旧中埜家住宅パネル展示
洋館誕生の時代背景や保存の物語を、古写真や図面とともにお届けします。

3.お茶会(約40分)
ティーインストラクターによる紅茶と洋菓子のひととき。
紅茶の淹れ方ミニ講座もあります。

4.自由鑑賞・撮影タイム
洋館や庭園を自由に散策。記念撮影もお楽しみください。

開催概要
明治モダン洋館茶会

開催日:2025年11月29日(土)
時間:①10:00 ②12:30 ③15:00(各回 約2時間)
会場:旧中埜家住宅(国指定重要文化財)
   愛知県半田市天王町一丁目30番地の2
   旧中埜家住宅について|半田市公式ウェブサイト
定員:各回10名(事前予約制)
参加費:3,300円(紅茶・お菓子代含む)


申し込み:こちらから
     ※事前予約制(各回先着順)
お問合せ:半田市観光協会 TEL:0569-32-3264


主催:半田市教育委員会
協力:半田市観光協会、
明治モダン洋館茶会実行委員会、
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画像提供:半田市立博物館

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