知多半島の沿道に黄色く色づく菜の花が目立ってきました。ウメに始まりこれから数か月、知多半島は“花半島”にふさわしい花の季節を迎えます。
愛知県は日本の近代養蜂発祥の地の一つと言われ、明治の中頃から養蜂が盛んになり、蜜蜂飼育戸数は全国で11位、蜂蜜生産量は全国7位(2021年度農林水産省調べ)を誇る隠れた特産品です。中でも知多半島は蜜源植物が豊富で「アブラナ」「ナタネ」「サクラ」のほか「アカシア」「ハゼ」「ミカン」「クロガネモチ」など木の花の蜜が特徴。古くから蜂蜜の名産地として知られています。
蜂蜜の元となるミツバチは花の蜜を移動しながら集めるため、自然と草花の受粉になり農作物の実りに欠かせない存在です。1920年創業の養蜂家の竹内慧太さんは「ミツバチの絶滅=人類の滅亡に繋がると言われるほど。人間が食べる食物の70%がミツバチの受粉によって助けられています」。ハウス栽培のイチゴやメロン、梨などミツバチの働きの恩恵の賜物だそう。
特に国産の蜂蜜には豊富なエネルギーと様々な種類のビタミン、ミネラル及びタンパク質が含まれており、天然の健康食品です。ハチミツのほかローヤルゼリー、蜜ろう、プロポリス、蜂の子などもミツバチの貴重な生産品です。
※1出典:令和元年農林水産省 生産局 畜産部 貿易統計(輸入量、輸出量)、畜産振興課
「蜂群(ほうぐん)」と呼ばれるハチの巣箱には1匹の女王バチ、数万匹の働きバチ、10%ほどのオスバチが暮らしています。
竹内さんの作る蜂蜜は、遠心分離で出てきた蜜を網で濾すだけ。非加熱、無添加、無加工のため蜂蜜本来の味が味わえます。
知多半島に15ヵ所・北海道に10ヵ所の直営養蜂場を管理しています。
大規模に養蜂を行う事で花の移り変わりに合わせて採蜜を行い、蜂蜜の種類を分別しています。
本店:阿久比町白沢上カナクソ5-8
TEL:0569-48-0421
ホームページ:https://www.takeuchi-hachiya.com/
ココジモ編集部員の人気商品拝見!
鶴家吉祥×竹内養蜂=老舗同士のコラボでヒット!
2021年に販売開始以来の人気商品がこちらの知多半島はちみつを使った「生どら焼き」。どらやきの皮は和菓子の技術で蜂蜜を限界まで入れ、餡は甘みを控えた生クリームと大納言小豆であっさりだけど濃厚な味わいです。1個350円。クラシティ FOOD MARKET、竹内養蜂園にて販売中です。
本記事でご紹介した蜂蜜は
ココジモ内でも販売しております。