夏の高級魚といわれる「ハモ」。豊浜漁港では8月~10月頃まで水揚げされています。
生息地は本州中部以南の海岸域で、昼は砂や岩の隙間に潜み、夜に海底を泳ぎ回って獲物を探します。全長は1~2mほどで、体型はウナギに似ていますが、目の後ろまで裂けた口と、顎に鋭い歯があり、漁獲や調理の際に嚙みくこともある凶暴な性格から「食む、咬む」→ハモと変化したとも言われます。
そんな怖い印象のハモですが、その身は上品でさっぱりとした味わい、日本では関西を中心に人気の魚です。開いて、「骨切り」という、皮一枚のところで身の小骨を細かく切って、ようやく調理ができます。
2022年に豊浜にこのハモの加工所と即売店をオープンした「金鯱ハモ」の上田さん。ハモ加工所の開所のきっかけはコロナ禍の不況。漁師や仲買のみなさんの支援にも繋がれば嬉しいと語ります。
「ハモは小骨が多く、調理に手間がかかるため浜値では、お値打ちな魚です。ハモ調理の一番難所の熟練の技が必要な「骨切り」は、自動の骨切り機を導入して、水揚げすぐの活きハモの「骨切り」が出来る様にしました。港に活気が溢れるようにたくさん売れてくれるといいですね」。
これからの時期、バーベキューにいかがですか。
骨切りしたハモはカットせずまるごと急速冷凍され、店頭に並びます。
解凍後3㎝幅くらいにカットし、沸騰したお湯にさっと潜らせて湯引きにし梅肉を添えていただくのが定番。天ぷらやハモ鍋もおすすめです。
「金鯱はも」1パック500g入り1,500円
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一流の骨切りの技で豊浜の名物に!
上田さんおすすめの食べ方は、炙り焼や照り焼き。香ばしく焼き上げたハモは程よい脂ののり具合で箸が進みます。名古屋市内で飲食店を営む上田さんのお店でも人気だそう。
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