【知多半島魅力紹介】 
鬼崎産 寒海苔

12月になると毎年恒例の愛知県産の「海苔初競り市」が半田市で開かれます。

昨年の出来栄えは良好のようで、初競りの最も高い値段がついたものは全形1枚あたり157円で、過去最高を更新しました。

愛知県の海苔は伊勢湾、三河湾が主な産地で知多半島では8の漁協(鬼崎、小鈴谷、野間、豊浜、師崎、大井、篠島、日間賀島)で海苔の養殖がおこなわれています。

その一つ鬼崎漁協は国内有数の高品質の海苔の産地として知られています。鬼崎漁協は愛知県産海苔量の三分の一にあたる年間9000万~1億枚の海苔を生産。

鬼崎エリアは木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)のより注がれるミネラル豊かな真水と海水が混じり合う漁場で、上質な海苔の条件「旨味」「香り」「歯切れ」が生まれると言われています。

海苔が旬を迎えるのは、1月に入ってからの寒い時期。鬼崎漁協では年末年始に海苔網を張り替えるため、1月に入ってから美味しい1番摘みの海苔がとれます。1月にとれた「寒海苔」は海苔に旨味が詰まっています。

柔らかい1番摘みは手巻寿司に、2番摘み以降は海苔がしっかりしてくるので、おにぎりや巻物に向いています。
 

海苔の養殖風景。浅い海中に支柱を立て、網を張って育てていきます。極寒の中収穫作業が行われます。

鬼崎漁業協同組合
166軒あった漁師は現在40軒になりましたが養殖技術力向上と全自動海苔乾燥機導入により、少人数でも高品質の製品ができる環境が
整っています。
冬場の海苔養殖を中心に、夏場などには伊勢湾沿岸部で漁船漁業を行っています。
住所:常滑市蒲池町3-97
TEL:0569-42-0241
ホームページ:https://www.onigyo.com/

ココジモ編集部員の新商品拝見!
「塩」の次は「バター」! ノリノリの新商品!

鬼崎海苔と言えば板海苔に目がいきがちですが、鬼崎海苔を原料にした「味付け海苔」も秀逸です。藻塩とごま油で味付けた「塩海苔」に続き登場したのが、塩味とバターの味わいが絶妙の「バター風味のり」。入荷しては完売を繰り返す反響だそう。どんな味か気になった方、ぜひお試しください。

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