待ちに待った新米シーズンです。今年は猛暑の影響で収穫量が心配されましたが、知多半島では台風による影響も最小限に留まり成育も進んだようです。
愛知県の水稲うるち米の作付けの多い品種は「あいちのかおり」「コシヒカリ」「ミネアサヒ」(※1)の順で、1977年に品種登録された「あいちのかおり」は大粒でしっかりとした食感、香りが高くあいちを代表するお米として定着しています。
半田市内のお米の成育状況を伺おうと半田市有脇エリアを中心に、有機、減農薬、完全無農薬の米の栽培に取り組んでいる若手米農家のnaoriceへ。
「あいちのかおり」「にこまる」をはじめ、気温上昇を踏まえたうえで新しい品種も栽培。「今年は甘くて大粒で食べ応えのある『にじのきらめき』という品種も栽培しています。高温耐性に優れた品種として開発されたお米で、今年のような猛暑でも実ってくれました」と近藤さん。秋の終盤には酒米も収穫されるそう。吟醸酒に向く「夢吟香」はふくよかで、香り豊かな酒を目指して愛知県が開発した酒米です。
11月3日(日)には初となる「お米ミライ蔵マルシェ」を開催。「お米にまつわるものがたくさん集まります。naoriceはホカホカの新米、蔵元と一緒に造った地酒の振る舞い、おかずたちもたくさん出揃います」。米農家が起こしていくお米ムーブメントに注目が集まりそうです。
「お米ミライ蔵マルシェ」11〜16時。場所は伊東合資(半田市亀崎)。
(※1)米穀機構「令和5年産水稲の品種別作付動向について」より
2018年に国の研究機関である農研機構が開発した新品種。「にじのきらめき」は虹のように多彩な特性、ご飯の炊きあがりが艶やかであることから名付けられたそうです。
左がうるち米(一般的なお米)、右が酒米。酒米は酒造好適米と呼ばれ、真ん中に白色不透明の「心白(しんぱく)」があり、麹菌の菌糸が入りやすい特徴があります。
祖父の遺志を継ぎ、昔ながらの農業の良いところと現代の技術を用い、おいしいお米作りに挑戦しています。
本社:半田市有脇町13-96-2
お問い合わせ:0569-28-1163
HP:https://naorice.com/
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半田の酒米。
それぞれの蔵の味で飲み比べ
近藤匠さんは「農家のKT」として情熱的に農業の魅力を発信するインスタグラマー。SNSフォロワーが10万人を超す売れっ子です。その近藤匠さんと三蔵(敷島・義侠・二兎)が合同で作るお酒が話題です。「日本の農業と日本酒の未来を見据えて動き出したプロジェクト。農業界と日本酒業界の盛り上げになると嬉しいですね」。
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