【知多半島魅力紹介】
 篠島産 真牡蠣

ぷるんとハリのある身と濃厚な磯の風味。冬から春にかけて「真牡蠣」が旬を迎えています。牡蠣特有のおいしさに惹かれ、時には遠方の牡蠣小屋まで足を延ばすという人も結構多いことでしょう。

そんな牡蠣ファンを夢中にさせているのが、真牡蠣養殖でメキメキと生産数を伸ばしている篠島です。篠島では数年前から試験的に牡蠣の養殖が始まり、徐々に養殖面積を増やしてきたと言います。

ちなみに牡蠣は夏の岩牡蠣と冬の真牡蠣があり、天然ものが多い岩牡蠣に対し、真牡蠣のほとんどは養殖です。牡蠣の養殖は、まずホタテの殻に牡蠣の種を付けて海中にぶら下げて育成していき、成長具合により牡蠣の位置や漁場を変えながらさらに成長させていくそう。牡蠣の養殖に一から携わってきた虎丸水産の新美大二郎さんは「加熱しても縮まないしっかりとした身にするために、均一にプランクトンが行き渡るよう、牡蠣ひとつひとつの成長を見ながら丁寧に育てています。」

「大ぶりの身」「クセのないまろやかな味わい」とバランスの取れた牡蠣は評判も上々。生産数も上がっており、篠島が“牡蠣の島”と呼ばれる日も遠くなさそうです。


高速船からも見える中手島ふもとの牡蠣養殖場。
稚貝は初春から8、9カ月間育て、その後、外海へ出して2カ月ほど太らせ、冬に出荷。
伊勢湾と三河湾が流れ込む豊かな漁場で手間暇かけてじっくり育てられています。

虎丸水産
設立は2016年。シラス漁をメインにフグ、タコ漁に携わる。
牡蠣は名古屋市や美浜町などの飲食店、島内の旅館で販売され、2020年は約7トンを出荷。
住所:南知多町篠島浦磯1-54
TEL:0569-67-2480
ホームページ:https://toramaru-fisheries.com/

ココジモ編集部員の新商品拝見!
「焼き」と「蒸し」やっぱりどちらも好きだから。


2024年1月に島内に県下初となる牡蠣生産者直営の牡蠣小屋がオープン。水揚げしたばかりの自慢の牡蠣を味わえるようになりました。「焼き」「蒸し」「刺身」「フライ」「アヒージョ」と味わい尽くし。3月29日まで。

牡蠣小屋 虎丸 in篠島デューテラス
TEL:0569ー67ー2557

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