なないろ歌劇団

8月にオペレッタ「天国と地獄」にチャレンジする「なないろ歌劇団」の練習をのぞいてみた。 本格的な歌唱指導で子どもたちの歌声に感動!

知多半島を中心に活動する「なないろ歌劇団」。最近注目の歌劇団だ。下は幼稚園児から、上は高校生までの子どもたちを中心に、オペラやオペレッタに興味のある人たちが参加している。〝歌劇団〟という名前の通り、歌はもちろんダンスや演技、セリフもある。レッスンでは歌唱練習のほか、物語に登場するキャラクターの心情や情景を理解しながら表現力を磨いていくという。
今回の演目「天国と地獄」は原作のストーリーを元に、子どもも楽しめるようにアレンジしている。本番はオーケストラの演奏に合わせてのびのびと演じる子どもたちの歌声に注目だ。あらすじのチェックはお忘れなく。きっと何倍にも楽しめるはず。

オペレッタとは?

喜歌劇とも呼ばれ、音楽だけでなくセリフによって物語が進行する。また、踊りも重要な役割を担う。

参加する子どもたちの声



同じシーンに出る子と話し合って、役の感情を考えてみたりします。難しいけれど、楽しい!
青木玲奈さん



元々、歌とダンスが好きだったので参加しました。今は目標にしている先輩がいっぱいいます!
稲垣 美織さん



変声期は辛かったけど、だからこそ今の歌声がある。公演は小さい子どもにも観てほしいです
加藤 慧士さん



先生方の指導のおかげで、歌や演技だけじゃなく、人としての自信を持つこともできました。
齋藤 心乃花さん


 

大きい子から小さい子まで、みんな “仲良く・楽しく・マイペース” に活動 ♪

代表・講師の皆さん

プロとして演奏活動も精力的に行っている。(写真左から)副代表の柴田祥さん、代表の宇野伊世さん。講師の鈴木里奈さんと東えりさん。

オペラに参加して親しんでほしいとの思いで設立。プロの講師陣、本物のオーケストラなど、生の音に触れることを大切にしている。子どもが参加することで、大人も一緒にクラシックに興味を持ってくれたら嬉しい、と語る。

なないろ歌劇団

2014年愛知県常滑市にて結成された歌劇団、地域連携パフォーミングアーツ実行委員会が運営する
見学・体験レッスン随時受付中!常滑の他、支部は半田・知多・大府。おとなコース(知多のみ)もある
https://nanairokagekidan.jimdofree.com/

information

地域連携パフォーミングアーツ実行委員会主催
第17回公演
オペレッタ 天国と地獄
2023年8月12日(土)・13日(日) 2回公演
半田市福祉文化会館 雁宿ホール 全自由席
一般:前売り 2,500円/当日 3,000円
中学生以下: 前売り 1,500円/当日 2,000円

指揮・・・・・・柴田 祥
台本・演出・・・齋藤 敏明
演奏・・・・・・ウィーン名古屋歌劇管弦楽団
合唱・・・・・・なないろ歌劇団

Orphée aux Enfers 天国と地獄(地獄のオルフェ)
1858年初演 フランスOperetta

ジャック・オッフェンバック
Jacques Offenbach
1819年~1880年

1858年に初演されたオペレッタ。ギリシャ神話に基づく他者のオペラ作品のパロディー。
主人公である倦怠期の夫婦が、ある日誤って夫の仕掛けた罠により妻が死してしまう。世間体のため妻を地獄から救い出そうと神々の王に頼むが、アクシデントにより妻は天に召される。しかしそれは全員の思惑通りの展開のため大喜びの終幕となる。
劇中に流れる曲は、運動会の徒競走の定番のあの曲。クラッシック音楽の中でも非常に有名な曲の一つ。神々の王ジュピターがハエになって歌う曲なども有名。
作曲者のオッフェンバックが経営していた赤字の劇場は、初演から大ヒットしロングランを成し遂げたこの作品で持ち直した。

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