【全中陸上2026】男子棒高跳びに阿久比中・三澤選手が出場!知多の選手が大活躍 

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2026年8月20日(木)、山口県・維新みらいふスタジアムで開催された「全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)」男子棒高跳び、阿久比中学校3年の三澤惺士郎(みさわ せいしろう)選手が出場!顧問の先生と二人三脚で掴み取った強さのヒミツを探ります。 

 

男子棒高跳び

棒高跳びの魅力「ポール1本でこんなに高く跳べるなんて!」 

4.50mを超えるポールを持ち、助走のスピードとパワーをボックスに叩き込んで曲げ、その反動で全身で跳ね上がりバーを越える——。棒高跳びは、陸上競技の中でもとりわけダイナミックで魅力あふれる種目です。 

「バーを越えた瞬間の感覚がとにかく最高なんです!ポール1本であんなに高く跳べるなんてスゴイ、と一瞬で夢中になりました」と笑顔で語る三澤選手。 

彼が棒高跳びを始めたのは、中学校に入学してからでした。先生に誘われて部活見学に訪れた際、高く跳び上がる先輩の姿に憧れ、未知の競技への第一歩を踏み出したのです。 

しかし、棒高跳びは専門の設備や指導者が限られるため、中学校の部活として扱える環境は全国的にも稀です。そこで阿久比中学校では、顧問の先生がグラウンドの一角に手作りで専用練習場を開設。さらに部活の枠を超え、他校の生徒も受け入れる棒高跳び専門のクラブチーム「アルティウス」まで立ち上げました。 

「指導や環境をつくってくださった先生方には、本当に感謝しかありません。それに、練習や大会で出会った他校の仲間や先輩の存在もすごく大きい。試合のときにアドバイスをくれたり、ポールを貸し借りし合ったりすることもあります」。 

学校やチームの垣根を越えて教え合い、高め合う素晴らしい棒高跳びコミュニティが、強い選手たちを育んでいるのですね! 

 

男子棒高跳び男子棒高跳び

悔し涙を乗り越えてみえた「全中」への道 

1年生の秋、「第6回愛知県中学生新人陸上競技大会」で5位入賞を果たした三澤選手。このとき「先生と一緒に全中に行く」と強い決意を固めます。 

しかし、2年生になると伸び悩み、思うような成績が出ない日々が続きました。試合のたびに悔し泣きをする三澤選手を支えたのは、1つ上の先輩でした。指導はもちろん、どんなときも優しく寄り添ってくれる存在が、折れそうな心を繋ぎ止めました。そしてオフシーズンに、棒高跳びの要である「助走」の走力を磨くため、半田市の陸上クラブ「サンドリヨン」のコーチに指導を仰ぎます。冬の間に走り方の基本を徹底して鍛え直した結果、ワンサイズ長い「14.7フィート」のポールを自在に使いこなせるまでに成長を遂げました。 

 

男子棒高跳び男子棒高跳び

恩師の言葉を胸に勝負ポールで挑んだ「全中」 

努力は、3年生の春に花開きます。「 第72回全日本中学校通信陸上競技愛知県大会」で4mを跳び、「第80回 愛知県中学校総合体育大会」では4m20を記録して見事優勝!念願だった先生の喜ぶ笑顔を見ることができました。 

ところが、全中直前の東海大会で跳躍失敗という悔しい壁にぶつかります。このままでは終われない——。「何度負けても、最後に勝てばそれでいい」という先生の言葉を胸に、ストイックに練習へ打ち込みました。その甲斐あって、「14.7フィート」よりさらに長い「15.0フィート」のポールを何とか使えるようにまでなりました。 

そして迎えた8月20日の全中本番。アクシデントやプレッシャーを乗り越え、全国の強豪がひしめく中で、4mを記録し大健闘しました! 

 

先生方やコーチの情熱、地域の温かい支え、そして何より三澤選手自身の諦めない心。そのすべてが結集して掴み取った、全中での価値ある戦いでした。 

「この経験を生かして、高校でもインターハイを目指します!」と、すでに向かう先を見据えて力強く語ってくれた三澤選手。若い力が、ここ知多半島から全国へ、そしていつか世界へと大きく羽ばたいていく姿を、これからも応援していきたいですね! 

知多半島スポーツ部

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