【知多半島情報誌「Step」特集】
 冬のお茶とお菓子 その1

寒い日はポコポコとお湯を沸かす時間も楽し気なこの季節。
温かいお茶とほっこり楽しめる和のお菓子で一息いかが?
日本茶、麦茶、紅茶、ハーブティー… 今日は何を淹れましょう。

まずはお茶のこと
緑茶も紅茶もウーロン茶も「チャノキ」生まれ

チャノキはツバキや山茶花(サザンカ)に近い樹木。大きく分けて中国型とインドのアッサム原産のアッサム型があります。中国型は低木で2~3mの高さ、アッサム型は生⾧すると10mを越す高木になるといいます。比較的強く庭木や生垣などにも利用されます。

西尾市、豊田市では主に「碾茶(抹茶の原料)」が生産され、西尾の抹茶は今から730余年前、実相寺に茶種がまかれたのをふりだしに、明治に入ってから本格的に栽培されるようになりました。愛知県内の産地では新城市、豊橋市、田原市で主に「煎茶(急須で飲むお茶)」が生産されています。


チャノキ
晩秋から冬の初めにかけて白い花が咲き、実を付け、翌年の秋に熟してタネが出来ます。

  • 科名:ツバキ科
  • 学名:Camellia sinensis(= Thea sinensis)
  • 別名:チャ
  • 原産地:中国 インドシナ半島~インド周辺
  • 高さ2~3m(中国型) 8~15m(アッサム型)
  • 開花期:10月~12月

茶摘みの仕方(手摘みの場合)
葉を傷つけないように、茶の木の一番上にある新芽とその下の2枚の葉を指先でつまんで摘み取ります。
茶摘みは春から秋にかけて行われ、最も良い時期は新芽が出た4月から5月です。

【出典】
「植物の育て方図鑑ヤサシイエンゲイ」公式サイト/「庭木図鑑 植木ペディア」公式サイト/「みんなの趣味の園芸」公式サイト/西尾茶協同組合公式サイト
ライブな茶会はいかが?

「浅春を告げる和菓子と、日本茶をたのしむ会」
日時:3月10日(日)14:30~
場所:旧中埜半六邸 聴松の間

目の前で菓子職人が創り出すアートな「生菓子」とお茶を知り尽くした老舗お茶屋の美味しいお茶の淹れ方、飲み比べも楽しめます。

半田市観光協会
半田市東洋町1-8(アイプラザ半田内)
TEL.0569-32-3264
自生するチャノキを愛でに

小鳥のさえずりが心地よい緑の林の一角にのびのびと育つチャノキを見ることができます。「ビオトープ(biotope)」はbio(生命)+topos(場所)の合成語で、失われつつある動植物の生態系を保全・復元するためのスペースです。

ビオトープ雑木林
半田市星崎町1-47
(開園日、時間等は季節により変更あり)

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