【知多半島情報誌「Step」特集】 
 ちたベジ便り その1

知多半島を代表する春の野菜
温暖な気候の知多半島の農業は冬から春にかけてとっても元気!全国に誇る特産品をご紹介!

フキ
全国最大のフキ産地。現在全国で栽培されているのはほとんどが東海市で生み出された「愛知早生フキ」と言われています。知多半島は全国シェアの40%を占めています。


タマネギ
主に東海市・大府市・知多市・南知多町で生産。最も早い東海市養父地区の極早生系が1月上旬から始まり、7月上旬まで出荷されます。知多市の小さなタマネギ「ペコロス」の生産量は全国有数。出荷は4月から8月中旬まで。


キャベツ
知多半島では大府が最大の産地。キャベツの粗生産額で見た都道府県順位は愛知県が1位。知多半島では大府市、南知多町が産地です。出荷は10月から4月上旬まで続きます。


レタス
10月下旬から5月下旬まで出荷。知多市、南知多町を中心にレタス、リーフレタスを早生から晩成の品種を組み合わせ長期出荷に取り組んでいます。


 

知多半島産西洋野菜で
料理の幅が広がっていく!
そのままでも美味しい「カリーノケール」とオリーブオイルで美味しい「カーボロネロ」。見つけたらぜひお試しあれ!


カリーノケール(左)
サラダやスムージー向きの美味しいケール。さっと火を通して和風のお浸しにしても。


カーボロネロ(右)
イタリアトスカーナ地方のキャベツで和名は黒キャベツ。ケールに比べて甘味・旨味があり、キャベツよりもビタミンCや抗酸化力が高く一般的な野菜のなかではトップクラスと言われています。芯を外して葉を2-3cm幅に切り、オリーブオイルで炒めて塩で味を調えるだけでもOK。煮崩れしにくいのでミネストローネなど煮込み料理にもおすすめです。


 

[取材協力]
パストラーレ農園
竹内貴章さん

JAあぐりタウン げんきの郷や
知多半島農業マルシェ「にこもぐ」で購入可。
インスタグラム:https://www.instagram.com/pastoralenouen/

 

参考サイト:JAあいち知多「知っとこ食べとこ知多半島」https://www.agris.or.jp/food/chita/entry-354.html

 

広がっています!環境に優しい
有機農業の取り組み「おおぶニックのWA」
「おおぶニック」は「大府」+有機の「オーガニック」を組み合わせた愛称です。「おおぶニックのWA」は、大府市内で有機農業の裾野を広げ、消費者に有機農産物を提供できるよう、生産者、関係団体、自治体が連携して活動を行う団体として、令和5年2月に設立されました。

有機栽培者育成講座、地域資源の活用、オーガニック給食、加工品の開発などを行いながら地域への有機農業の定着を目指します。代表のつむぎて農園の杉山修一さんは、「農業体験イベントや栽培講座を通して食べることと自然との繋がりを感じてもらえれば」と語ります。

 

つむぎて農園
(右から)杉山修一さん
研修生の小田留実さん
援農ボランティアの中村まみさん

自然環境に寄り添いながら作物を育てていく自然栽培に興味を持ってもらえると嬉しいです。
農業研修もできます!
インスタグラム:https://www.instagram.com/tsumugite_farm/

 

採れたてのレタスを添えて
“おおぶニック”な一皿

「食と農を通して、人と人とがつながれる場所に」と、「つむぎてや」をオープン。代表の杉山さんが主宰する「つむぎて農園」の自然栽培で育った野菜や、知多半島中心の繋がりのある農家さんの生産品を使った料理、自然栽培米や栽培期間中農薬を使用していないお米のごはんがいただけます。野菜を愛する人たちが自然に集まれる場所になっていきそうです。

季節のランチ(主菜、旬野菜のおかず、ごはん、汁物、サラダ)1,430円とデザートセットは+400円


サニーレタス
非結球型のレタス。昼夜の温度差が大きいほど葉の赤みが増すそう。知多半島では知多市、大府市の栽培が盛んです。


 

つむぎてや
~つくる人・たべる人・つながるカフェ~

(右から)鈴木里美さん
大木裕子さん、福岡有希さん

TEL:0562-38-5517
住所:大府市共和町5-155
インスタグラム:https://www.instagram.com/tsumugiteya/

20年以上続く知多半島の地域情報誌です。
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