2024年7月26日から8月11日まで開催されるパリ五輪。
ブレイキンなど4つの追加競技を含め32競技329種目(予定)が実施されます。
愛知県は全国でもハンドボールが盛んなエリア。
アジア予選を制して五輪出場を決めたハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN」の
活躍も期待されています。この夏、あなたが注目するスポーツは?
知多半島に強豪チーム ハンドボールの軌跡
ハンドボールは「走る」「跳ぶ」「投げる」という運動の基本が身に付くバランスの良いスポーツ。「ハンドボールだから成長できる子どもたちがいる」と半田ハンドボールスクール代表の杉田さん。トップスピードでコートを走り抜ける姿、ダイナミックなジャンプシュート、すばやい攻守の切り替えは目が離せない迫力。夢中になる子どもたちも多く、スクールの参加者数を伸ばしています。
知多半島のハンドボールの歴史は長く、1958年、半田市に工場があった実業団・愛知紡績(女子)の初登場優勝に始まります。前年に全日本総合選手権で優勝した半田高校の主力メンバーを迎えて結成。1962年には史上前例のない4大タイトルを獲得し、一躍注目を集めました。半田市体育館には今もその功績を讃える盾やトロフィーが飾られています。
「東海市ふるさと大使」に任命される「大同特殊鋼ハンドボール部フェニックス」は1964年創部。1999年には東海ハンドボールスクールを開校し、東海市で小中学生の指導にもあたっています。東海市民体育館で試合が開催されることもあり、迫力あるプレーを観戦するチャンスです。
ハンドボールってこんなスポーツ!
1チーム7人制でゴールにボールを投げ入れて得点を競うスポーツです。1人はキーパーとして自陣ゴールを守り、6人がパスやドリブルで相手ゴールを目指します。全力で繰り出すダイナミックなジャンプシュートやシュート後の迅速な展開が見どころ。
半田ハンドボールスクール
半田市体育館と花園小学校体育館を主な練習場所として、小学生約70名、中学生約30名が参加するハンドボールスクール。2023年には東海大会で小学生部男子が優勝、女子が準優勝しました。本気でハンドボールをやりたい人に向けて中学生クラブチームを2022年に結成。各種大会で上位を狙えるチームに育っています。
HP:https://handa-handball.com/
半田ハンドボールスクール代表。
世界ランキング上位に日本人男女が輝く BREAKING(ブレイクダンス)
ダンススクールDDMカンパニーのブレイクダンスクラス、ダンス歴7年の蒼真くんは1年前からブレイクダンスに転向。インストラクターを務めるダンサーのAshさんを間近に、アクロバチックな動きや難しい技のチャレンジがすごく楽しいそう。ストリートのカッコよさと技のクールさが相まって話題になりそうです。
ブレイキンってこんなスポーツ!
ブレイクダンスとして知られるダンススポーツ。
1970年代ニューヨーク発祥のストリートダンスです。2024年のパリ五輪で初めて競技として実施されます。DJが流す音楽に合わせて即興でダンスを披露し、高度なパフォーマンスやアクロバチックな技を競います。
ボッチャ
セルプ・アゼーリアでは毎日昼休みに試合を行うほどの人気ぶり。白いボールとの距離の争いなので勝負はミリ単位。施設長の藤原さんは「戦術、技術も上がっています。ローカルルールもありでゆるく長く楽しめれば」。4月27日には屋内コート「ボッチャ道場」もオープン。さらに盛り上がっています。
ボッチャってこんなスポーツ!
ボールを意味するイタリア語のボッチャが由来。世界75か国で運動機能障がいを持つアスリートによって実施されています。屋内コートで6つのボールを投げたり転がしたりして、「ジャック」と呼ばれる白いボールにできるだけ近づけることで得点を競います。
セルプ・アゼーリア
美浜町大字布土和田80
0569-82-2260
Instagram:https://www.instagram.com/azeria330/
スポーツクライミング
スポーツクライミングのひとつ「ボルダリング」が体験できるクライミングジムDioはまったく初めての人から上級者まで可能な練習場。1985年頃からクライミングを始めたというインストラクター代表の宗宮さんは「自然の岩も人工もそれぞれの楽しさがあります。攻略の面白さを知ってもらえれば」と話します。
スポーツクライミングってこんなスポーツ!
カラフルなホールドをつかんで、そり立つ壁を登るスポーツ。高さ15mの壁を同時に登り速さを競う「スピード」、高さ5m以下の壁を時間内にいくつ登れるかを競う「ボルダー」、高さ12m以上の壁を時間内にどの地点まで登れるかを競う「リード」の3種目があります。
半田市瑞穂町3-8-3
利用は初回オリエンテーションが必要です。
メールにて件名に「Dio初回対応」とし、
名前、人数、希望の日時、携帯番号を連絡ください。
sohmiyaseiyu@gmail.com
HP:https://dioclimbing.jimdofree.com/
スポーツを軸に始まる新しい美浜町のまちづくり
美浜町運動公園 陸上競技場オープン
「スポーツでつなぐ、美浜の未来」をスローガンにスポーツを軸とした新しいまちづくりが始まっています。そのビジョンの核となるのが6月30日に陸上競技場・交流広場が先行してオープンする美浜町運動公園です。
公認競技会を開催できる本格競技場を中心に様々な大会の開催、自然を生かしたアクティビティ、合宿の場として宿泊施設と連携など、海と里山とまち全体でスポーツを振興していこうというものです。
名鉄知多奥田駅前という好立地。運動公園担当の前田さんは「この場所を単なる競技場ではなく、町内外から、のんびりとしたくつろぎ感を求めて来てもらえる公園になるように整備とイベントを行っていきたいと思います」と話します。
日本福祉大学美浜キャンパス、付属高校にも隣接して、子どもが元気で健やかに育つ環境、多世代の交流拠点としても期待されています。
[スタジアム概要]
平成30年から工事が始まり令和10年の全体完成を目指しています。
美浜町運動公園陸上競技場
美浜町奥田奥田前1-1 TEL.0569-87-3300
・公認種別:日本陸上競技連盟 第3種公認
・トラック:全天候型フルウレタン舗装(走路)
1周400m×8レーン(ホームストレート9レーン※逆走可能)
・フィールド:投てき競技対応型ロングパイル人工芝(105m×68m)
・観覧スタンド:観覧席986席、車いす専用観覧席12席
・照明設備:照明塔(LED投光器)4基