蜜あふれる焼き芋
焼き芋は冬だけのものと思っていませんか。
じっくり熟成したさつまいもを、常滑焼の甕や土管でゆっくり焼き上げると、蜜のような甘さと、とろける食感に。食物繊維やビタミンC、カリウムなど、体にうれしい栄養も豊富で、夏のおやつにもぴったりです。
焼きたてはもちろん、ひんやり冷やせばスイーツのようなおいしさも楽しめます。
そして、秋の味覚を楽しむ準備も着々と進行中!地元では、いもほり体験に向けて畑の管理や土づくりが進められています。
ひと足早く焼き芋の魅力に触れながら、実りの季節を心待ちにしてみませんか。


さあ、 蜜いもの世界へ
〜常滑焼が究極の焼き芋を生み出す〜
甕(かめ)が育てる、蜜の甘さ

焼き上げの途中の甕の中。甘く香ばしい香りが立ち込めています
炭火をおこした七輪を常滑焼の甕の中へ。サツマイモを吊るし、2時間程度かけてじっくり火を通します。おいしく焼き上げるために作られたつぼ焼き芋専用の甕は、高い蓄熱性を生かし、遠赤外線で芋全体を包み込むように加熱。しっとりとした食感と蜜のような甘さを引き出します。
「甕の温度管理はもちろん、蜜が膨張して皮が破れないように焼き上げるのが難しいですね」と話す大塚さん。甕の中では、焼いている間に染み出た蜜や水分が少しずつ焦げて燻され、甘く香ばしい香りが広がります。
2年前に店を構えた大塚さんは、常滑焼の甕と理想の熟成サツマイモに出会い、試行錯誤を重ねながら現在の焼き方を確立しました。焼きたてはもちろん、冷やすことで甘みがさらに際立ち、まるでスイーツのような濃厚な味わいを楽しめます。
焼く人

つぼ焼き芋 はなび 大塚勝彦さん

つぼ焼き芋ラテのフラッペ風。チップス、大学芋、つぼ焼き芋アイスなどつぼ焼き芋づくし
蜜いもの名脇役
常滑焼のつぼ焼き甕を手掛けたのは、大物ヨリコ造り(常滑市指定無形文化財・常滑焼工法)の技を受け継いだ前川賢吾さん。伝統技法で作られた甕は、遠赤外線効果と高い蓄熱性を備えたつぼ焼き芋専用の道具。近年の焼き芋ブームを支えています。

つぼ焼き芋 はなび
美浜町上野間的場10-1 ☎︎070-8560-2115
Instagram
土管仕込みの、とろける蜜いも

常滑といえば土管。その厚みのある常滑焼の土管を焼き窯として使い、じっくりと火を入れた焼き芋は、黄金色の蜜があふれる、とろけるような仕上がりになります。
土管は蓄熱性が高いため、適温になるまで時間がかかりますが、一度温まると約1時間半~2時間かけてじっくり焼き上げます。ゆっくりと熱が伝わることで、サツマイモの甘みが存分に引き出されます。
「今くらいの時期のサツマイモは熟成が進んでいて、とてもおいしいですよ」と話す朝さん。
足湯に浸かりながら味わえる名物「焼きジェラ」も人気です。熱々の焼き芋に冷たいジェラートを添えた、温かさと冷たさの組み合わせを楽しめる一品です。
焼く人

足湯カフェ 俺の金の焼き芋 朝 亜矢さん

足湯に浸かりながら焼き芋を味わったり、マイクロブタとのふれあいを楽しめたり。焼き芋だけではない、遊び心あふれるお店です


足湯カフェ
俺の金の焼き芋
常滑市栄町2-88 ☎︎090-9897-6843
Instagram
