奈良より大きい!? 東海市のシンボル・聚楽園大仏 

東海市の高台にどっしりと座る聚楽園大仏は、昭和2年(1927年)に完成した高さ約18.8メートルの青銅製坐像。奈良や鎌倉の大仏よりも大きく、当時は「東洋一の大仏」と呼ばれました。 

 

聚楽園

この大仏を建てたのは、地元出身の実業家・山田才吉(やまだ さいきち)さん。幼い頃から苦労を重ねながらも事業で成功し、社会の役に立ちたいと強く願っていた人物です。第一次世界大戦後の不況で人々が元気を失うなか、「大仏を中心とした平和でにぎやかな憩いの場をつくりたい」という思いで、聚楽園の開発に着手しました。 

聚楽園は当時、海の見える場所に大きな料理料館な建つリゾートエリア。そのシンボルが大仏さまだったのです。残念ながら施設は時代の波にのまれて姿を消しましたが、大仏は今も変わらず地域を見守り続けています。 

才吉さんの夢や願いを知ったうえで見上げると、大仏さまの表情もどこか優しく感じられるかもしれません。歴史と人の想いが重なった東海市の誇りですね 

 

聚楽園

ちなみに、1934(昭和9)年には、聚楽園大仏が映画デビュー。日本初期の特撮作品「大佛廻國・中京篇」で、なんと!大仏が人々の祈りに応えて立ち上がり、名古屋や近郊を旅する姿が描かれました。監督は枝正義郎が務めています 

山田才吉の偉業はこちらをチェック!https://shurakuen.org/founder/ 

 

大仏のある聚楽園公園は、四季折々の自然が楽しめる憩いの場。春は桜やツツジが咲き誇り、秋には紅葉で園内が彩られます。池のほとりをのんびり散歩したり、芝生広場で子どもたちと遊んだりと、思い思いの時間を過ごせます。 

 

聚楽園

また、公園に隣接する「ふれあい交流館」には、地元の新鮮な野菜をたっぷり使った料理が味わえるレストラン「じゅらく」や、気軽にお菓子と抹茶を楽しめる茶室「嚶鳴(おうめい)庵」、温浴施設もあります。公園散策とあわせて心も体もリフレッシュできます。 

 

しあわせ村(聚楽園大仏、聚楽園公園) 
愛知県東海市荒尾町西廻間2番地の1
しあわせ村・健康推進課(電話052-689-1600)
https://www.city.tokai.aichi.jp/health/1002512/1002513.html 

住所:〒476-0003 愛知県東海市荒尾町西廻間

竹中アン

知多半島に移住してすっかり知多半島にはまりました。
海の幸、山の幸が豊富でいい場所です😃

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