木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい! 

木桶仕込みのたまり醤油は熟成期間が長く、1年半〜2年かけてようやく出来上がる貴重な醤油です。武豊町は古くからこの「たまり醤油」の名産地です。
見上げるほどの大きな木桶が並ぶ風景は圧巻!まちの駅「味の蔵たけとよ」を起点に醸造蔵めぐりを楽しんできました! 

木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
蔵のある街並み
木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
入り組んだ細い路地はどことなく懐かしい風景。
木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
ちの駅「味の蔵たけとよ」はJR武豊駅から南へ徒歩15分くらいです。
木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
「味の蔵たけとよ」に隣接する地域交流センターに歴史と産業が分かりやすく紹介されています!

 

ここからは蔵元さん情報です!

オーガニックたまりの「丸又商店

丸又商店」は文政12年創業、190年以上続くたまり醤油醸造蔵元です。看板商品の「オーガニックたまり」は小麦粉を一切使用しない大豆100%のたまり醤油で、グルテンフリーを好む人やアレルギーをもつ人からも支持されています。3年間、木桶で熟成させたあと、4日間かけてゆっくり圧搾されるたまり醤油は旨味が濃くまろやかです。自宅にある他の醤油やポン酢に少し加えるとぐっと旨味が増すそうですので、ぜひお試し下さいね。 

 

伝統の味を未来へ「中定商店

明治12年の創業以来、味噌とたまり醤油を醸造する「中定商店」。直売店では3年かけて仕込む「宝山味噌」やたまり醤油のほか、麹(こうじ)なども販売しています。発酵ブームで味噌や甘酒、塩麹等を手づくりしたい人にもおすすめのスポットです。敷地内にはかつて使用していた醸造用具に触れられる「醸造伝承館」(見学は要予約)もあります。定期的に開催される味噌づくり教室も大人気です。開催日等については公式サイトで確認を。 

 

みそ初心者におすすめ「カクトウ醸造

大正8年創業の「カクトウ醸造」。こちらの豆みそは熟成期間が2年と他の蔵元と比べると短めでその分、豆みそ初心者も食べやすいです。筆者が武豊町のイベント習ったカクトウ豆みそ使用の「豆みそソース」をご紹介しましょう豆みそ・りんご酢・砂糖各大さじ1、りんごジュース大さじ2、おろしにんにく・顆粒コンソメ各小さじ1/8を混ぜるだけ。+ケチャップでハンバーグ等のソースに、+オリーブオイルでドレッシングにも!

 

傳右衛門ブランドを有する「伊藤商店

江戸時代に初代が酒造業をスタート、その後、六代目が味噌との醸造を手がけ現在十代目がその伝統を守り続けています。看板ブランド傳右衛門でんえもん)江戸時代から代々受け継がれてきた200年ものの杉桶国産大豆100%の味噌とたまりを天然醸造しています。「傳右衛門味噌」「傳右衛門溜」などの傳右衛門シリーズのほか、傳右衛門溜を使用したなめ茸」シリーズも人気、敷地内の直売店で購入することができます。 

 

最高の麹づくりを目指す「南蔵商店」

「南蔵商店」の創業は明治5年、風土に根ざした伝統を大切にしながら麹づくりに力を入れています。現在蔵を守るのは五代目です。三代目のから科学的データを蓄積し、より良い麹づくりの研究に活かしてきました。たまりは仕込み桶に溜まった液体そのまま引き出す「生引溜きびきたまり)」と、残った諸味(もろみ)を圧搾機にかけてしぼり出す「圧搾溜(あっさくたまり)」があります。どちらも無添加の自然の風味が味わえます。 

各蔵の醸造商品はまちの駅「味の蔵たけとよ」でも販売しています。食べ比べにぴったりなミニボトルも充実しています! 

木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
卵かけご飯にたまり醬油は究極のコンビ!
木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
大豆と塩のみで造る「豆みそ」も特産品です。「麹」もありました。
木桶で造る伝統発酵調味料 「たまり醤油」がうまい!
海鮮もたまり醬油とベストコンビです!

丸又商店http://www.marumata.com/ 

中定商店https://www.ho-zan.jp/ 

カクトウ醸造http://taketoyo.info/spot/souvenir/2/ 

伊藤商店https://www.kuramoto-denemon.com/ 

南蔵商店https://minamigura.com/ 

味の蔵たけとよhttps://taketoyo-kouryu.jp/ajinokura/ 

竹中アン

地元情報誌特派員。
知多半島に移住してすっかり知多半島にはまりました。海の幸、山の幸が豊富でいい場所です😃

おすすめ記事