【知多半島魅力紹介】
 露地イチゴとイチゴジャム

お馴染みのイチゴは江戸時代オランダから長崎に伝わり、「オランダイチゴ」と呼ばれていたそうです。その後明治時代に国産第1号の「福羽(ふくば)」が誕生し、1960年代まで盛んに栽培されていました。「福羽」は現在人気の「とちおとめ」「あまおう」「女峰」「とよのか」などの品種のルーツになっています。久能山地区で始まったイチゴ狩りをはじめ昭和時代はイチゴ栽培促進期。さらにクリスマスケーキの需要に合わせるよう栽培はハウス中心になっていきました。

イチゴはもともと初夏の果実の多年草。冬に休眠し、春に花を咲かせ、5月~6月頃に実をつけます。

農薬を使わず露地のイチゴ栽培に取り組むわっぱ知多共働事業所に伺いました。育成中の「宝交早生」は1粒が12~13ℊでやや小ぶり。濃い紅色、果肉が柔らかく甘みと酸味のバランスがいい品種です。

 

「露地栽培の完熟イチゴを朝採りし、その日のうちにジャムに!が、私たちのモットーです。大鍋にヘタを取ったイチゴと粗糖を加え、アクを丁寧に取り、仕上げに地元産農薬不使用レモン果汁を加え、できるだけ手早くジャムにします。水も加えずに素材のみのジャムはイチゴの濃厚な香りと爽やかさが口の中いっぱいに拡がり、その香りは口の中にとどまらず、一度口にしたら忘れられない、そんないちごジャムだと自信を持っています」。

わっぱ知多農場では障害のある人もない人も、みんなで力を合わせて大地の恵みのイチゴ栽培、イチゴジャム作りに取り組んでいます。

 

加熱するととてもよく分かるイチゴ本来の味と香り。旨味がぎゅっと凝縮されています。

「宝交早生」は1960年に登録された品種です。糖度が高く、酸度が低いこと、表皮の柔らかさで人気を博しました。
ネギやニンニクなど虫の苦手な植物と混栽して成育することで栽培期間中の農薬・化学肥料不使用栽培を実現しています。

 

社会福祉法人共生福祉会 わっぱ知多共働事業所
農薬・化学肥料を使わない有機循環型農業の実施と農産加工品の製造・販売をしています。
ジャムは味の蔵武豊、グリーンセンター武豊店、ジョイフルファーム鵜の池ほかで販売中。
本社:武豊町冨貴小桜176-1
お問い合わせ:0569-73-1609
HP:https://chita.wappa-no-kai.jp/
インスタ:https://www.instagram.com/hirobawapparu/

ココジモ編集部員の人気商品拝見!
無添加の美味しさ
ナチュラルな味わいが人気です

わっぱ知多のジャムは地元を中心に素材をふんだんに使ったハンドメイドのもの。知る人ぞ知るこのこだわりのジャムは、農薬はほとんど使わずに栽培された素材を使うので作る人にも食べる人にも優しいのです。ジャムはいちご、いちじく、夏みかん、紅玉りんご、生姜、ラ・フランス、人参とりんご、ゆずほか9種類です。

 

本記事でご紹介した商品は
ココジモでも販売を予定しております。
今しばらくお待ちください。

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