半田赤レンガ建物で開催中の「新美南吉の言葉と風景展」へ行ってきました

2025730日(水)から1013日(月・祝)まで、半田赤レンガ建物で開催されている企画展「新美南吉の言葉と風景展」に行ってきました。
今年リニューアルオープンした赤レンガ建物での企画展第2弾は、半田市出身で「ごんぎつね」や「手袋を買いに」など、数々の名作を生み出した童話作家・新美南吉がテーマ。南吉の言葉や作品を、この地域の若手クリエイターが、絵画・写真・映像などを通して表現しています。

会場ではアート作品だけでなく、南吉の時代を感じさせる貴重な写真や資料も展示され、さらには参加型のワークショップまで。南吉の世界を「観て・触れて・感じる」ことができる、五感を使った展覧会です。

 

新美南吉の言葉と風景展

 

ごんぎつねと彼岸花が出迎える入口

 

新美南吉の言葉と風景展

受付に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは、ごんぎつねと彼岸花のイラスト。童話の情景がそのまま現れたような温かみのある雰囲気に、入場前から気持ちが高まります。
チケットはネックストラップ型のパスケースに入れて首から下げるスタイル。これがちょっとした旅の「入館証」のようで、特別感があります。展示会場へ向かう通路にも、ごんぎつねのイラストが点在していて、歩くごとに物語の世界へ誘われていくようでした。

 

新美南吉の言葉と風景展

 

南吉の言葉とアートが交差する空間

 

新美南吉の言葉と風景展

展示室内には、絵画やイラストを中心としたアート作品がずらり。中には手に取って読める詩集や「新美南吉全集」もあり、作品をより深く味わうことができます。
また、展示什器には南吉が生きた昭和初期の家具が使われており、まるで南吉の書斎に迷い込んだような気分に。作品だけでなく、その時代の空気感まで感じ取れるのが、この展覧会の魅力の一つです。

 

子どもも大人も楽しめるワークショップ

 

新美南吉の言葉と風景展

この日は、「はんこdeはんかちアート」と「きつねの絵付け体験」というワークショップが開催されていました。
さらに、壁一面を使った「なんきちずかん」のコーナーもユニーク。来場者が紙を切ったりちぎったりして、ごんぎつねの友達を自由に作り、壁に貼り付けていくという参加型の作品です。子どもたちの作品が増えていくにつれて、会場全体がにぎやかで温かい空間になっていました。

 

新美南吉の言葉と風景展新美南吉の言葉と風景展

 

展覧会後は赤レンガカフェでひと息

 

ひと通り展示を見終わった後は、併設の「赤レンガカフェ」へ。今回の企画展にあわせたコラボ和スイーツが2種類登場しており、私は「白玉ごんいなりと一番茶ほうじ茶セット」を注文しました。
一番茶ほうじ茶は、春摘みの伊勢の一番茶の茎を焙じたもの。今回は冷茶でいただきましたが、苦味がなく香ばしさが際立ち、暑い夏にもぴったりでした。
スイーツの「白玉ごんいなり」は、甘辛いおいなりの中に白玉とあんこが入ったユニークな一品。お揚げのしっかりした味付けと、あんこの優しい甘みが意外にも好相性で、食べ進めるほどクセになる味わいでした。

 

新美南吉の言葉と風景展

 

ショップコーナーで南吉ゆかりの甘いもの探し

 

新美南吉の言葉と風景展

最後に立ち寄ったショップコーナーには、南吉の作品にたびたび登場する甘いものにちなんだ商品がずらり。この地域の和菓子をはじめ、南吉グッズやお土産が並んでいます。
甘いものに目がない筆者は、ついつい和菓子を2種類購入。帰宅後にゆっくり味わいながら、展覧会の余韻に浸る時間もまた格別でした。

 

新美南吉の言葉と風景展

 

まとめ

南吉の作品世界をアートで表現した展示、体験できるワークショップ、そして味覚でも楽しめるカフェとショップ。まさに五感で味わえる「新美南吉の言葉と風景展」は、大人も子どもも楽しめる企画展でした。
会期は20251013日(月・祝)まで。南吉の世界に触れてみたい方、半田赤レンガ建物の新たな魅力を体験したい方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

新美南吉の言葉と風景展

半田赤レンガ建物
半田市榎下町8
電話:0569-24-7031
営業時間:
企画展:9時〜18時
カフェ
• 日曜日〜木曜日:9時〜18時
• 金曜日・土曜日:9時〜21時
※貸切予約の場合、夜間営業のご相談も可能。
定休日:年末年始、点検日
(点検日:2025年度は5/12・6/16・11/17・12/1・1/26)
駐車場 有
HP:https://handa-akarenga.com/

住所:〒475-0867 愛知県半田市榎下町8

はらぺこお

知多半島初心者のはらぺこ。
食べることと飲むことが大好きなハングラー。

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