【知多半島情報誌「Step」特集】
花のまちへ行こう〜ウメのまち知多市〜

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愛知県は1962年以来、観賞用として栽培される植物を指す「花き(かき)」日本一に輝く花の王国です。中でも知多半島は一年中温暖な気候を活かして洋ランやカーネーション、キク、観葉植物の栽培が盛んです。
特集では1月に「東海フラワーショウ」が行われる東海市と2月に「佐布里池梅まつり」が行われる知多市をご紹介。閉じこもりがちな冬ですが、花と緑に癒されに行ってみませんか。

ウメのまち知多市

 

知多市の天然記念物「佐布里梅」は明治に生まれました。
佐布里梅の特徴は果肉が厚く漬物用に人気で、木1本あたりの収穫量の多さも農家にとっては好都合。大正、昭和の戦前まで佐布里地区を中心に盛んに栽培され、大正~昭和初期には梅まつりも始まり、観梅客が押し寄せ賑わったそうです。
昭和34年の伊勢湾台風によって梅林は壊滅状態となり、その後佐布里ダム建設によって梅林のほとんどが佐布里池に沈みました。いったん途切れた佐布里梅林ですが、昭和40年代に池のほとりに再び植樹が始まり、現在では佐布里池梅林として愛知県内一を誇る約6000本の梅林まで復活しました。

佐布里池のほとりの梅林。風に乗ってほんのりウメが香ります

小ぶりで薄いピンクの花がつきます

花と実のために欠かせない剪定。主に真上に立ち上がった枝を除去しています

佐布里梅は酸味が強く、果肉が厚いのが特徴

地域で作る「佐布里の梅干」は佐布里緑と花のふれあい公園館内 梅の館、知多市観光協会で販売

 

 

早春の訪れを告げる佐布里池梅まつり

毎年梅の開花に合わせて2月から3月に行われています。見頃を迎えた梅林を愛でながら、ステージイベントをはじめ、農作物の販売、屋台の出店、フォトコンテスト、大正ロマン溢れる衣装レンタル、知多半島の日本酒の飲み比べができる「ほろ酔ひノススメ」など盛りだくさんのイベントで楽しめます。
期間限定で、会場と知多木綿発祥の地 岡田地区を結ぶシャトルバスが運行され有形文化財が建ち並ぶ、岡田の古い街並みを散策できます。

地元の味やお土産なども販売!

佐布里梅から生まれた知多市の公認キャラクター「梅子(うめこ)」に会えるかも

ライトアップはまつり期間中のみのスペシャル企画!幻想的です

佐布里緑と花のふれあい公園園長の小坂昇さん
「梅の開花は楽しみですね。開花時期は毎年異なりますので開花情報をHPなどで確認して来園くださいね」

 


佐布里池梅まつり

2025年2月8日(土)~3月9日(日)
佐布里緑と花のふれあい公園(知多市佐布里台3丁目101)
問合わせ:知多市観光協会 0562-51-5637
佐布里池梅まつり実行委員会 0562-36-2664(知多市商工振興課内)
佐布里池梅まつりHP


COOKING

料理講座「味香房」
梅を味わうクッキング講座!

❶ 生地からつくる梅入り肉まん・あんまん
1月毎週火・金・土曜日10:00~13:00
1,600円、中学生以上、要予約

❷ 梅の実入り黒糖蒸しパン 梅ジュース付き
1月毎週日曜日 10:00~12:00
700円、小学生以下保護者同伴、各日10人、予約優先


❶❷佐布里緑と花のふれあい公園(知多市佐布里台3-101)
問合わせ:0562-54-2911

佐布里緑と花のふれあい公園HP


 

知多半島産農畜産物フェス

毎年恒例の知多半島の花と緑が集まる「フラワーフェスティバル」。2025年はJAあいち知多25周年記念事業「知多どれフェスティバル」と同時開催。一層賑やかになりそうです。


知多半島産農畜産物フェス[入場無料]

2025年2月1日(土)2日(日)9:30~
Aichi Sky Expo 愛知県国際展示場
イベント特設サイト


Step編集室

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